抗がん剤治療後8カ月-地毛とヘアピースを馴染ませ理想のショートへ(フルウィッグ卒業)

吉澤(ヨシケン)

こんにちは。つくば市みどりの東、完全個室のパーソナルヘアサロンLUOMUオーナーの吉澤です。

今回は、先日担当させていただいたお客様のことを、ご本人の写真掲載の許可をいただいた上で施術事例をご紹介させてください。

抗がん剤治療後から通ってくださっている方で、頭皮ケア目的で定期的にヘッドスパをご利用いただいていたお客さまです。

これまではボブの長さのフルウィッグを着用し続けていましたが、地毛が伸びてきたので、人毛100%ヘアピース(部分ウィッグ)をご自身でご購入し、公式ラインから地毛とヘアピースの馴染ませは可能かどうか、ご相談をいただいていました。

目次

抗がん剤治療から8ヶ月、髪は少しずつ伸びています

抗がん剤治療が終わってから約8ヶ月が経ちました。

耳周りや襟足の髪はしっかり伸びてきており、触るとやわらかくふんわりとした手触り。

ただ、トップ(頭頂部)の毛はまだ短く、全体のボリュームとしてはまだまだこれから。抗がん剤後の発毛は部位によってペースが異なることが多く、耳周りや後頭部から先に伸び始め、トップが遅れてくるケースは珍しくありません。

皆さんが想像するよりまだまだ短い…

脱毛症状から半年も経てば、ショートの長さになってウィッグ卒業!!と思っている方も多いのですが、、

実は女性のナチュラルなショートになるまで、個人差はありますが、1年半~2年ほどかかります。トップの長さがないとボーイッシュなベリーショートにしかならないんですよ。

ここでまた悩ましいのが、このままフルウィッグを使い続けるのか。

特に暑い季節は伸びてくる地毛の髪をしまい込むのは大変。。かといって地毛デビューするのはまだ勇気がいる。。

そこで、私としてもお勧めなのは、十分な長さのある耳回り襟足部分を整え、ヘアピース(部分ウィッグ)に切り替え、馴染ませるカットをして、自然なショートヘアにするという選択です!!

地毛はバランスよくカット、伸びている部分を活かす

今回まずおこなったのは、地毛のカット!

伸びている耳周りや襟足の毛をそのままにしておくと、トップとのバランスが崩れてシルエットが不自然になってしまいます。そこで、伸びてきた部分を丁寧にトリミングして全体のシルエットを整えました。

↑スッキリ✨ウィッグを付けず帽子だけで過ごす際に、短すぎると不自然なので、襟足、もみあげは切り過ぎず、あえて残し気味にしています。ヘアピースとの馴染みも考えての長さです。

正直、バランスよくシルエットを整えると、短いですがヘアスタイルとしては◎です!ご本人の気持ち次第では地毛デビューも悪くないとも思います。

ただ、かなり勇気がいりますよね。今までウィッグで長かったのに、次の日から職場などでベリーショートで行くのはとっても勇気がいることです。

フルウィッグからヘアピースへ!新しいステージへの一歩

今回は「ヘアピースを試してみたい」とご自身でお持ちこみいただきました。

持参されたのは、幅が比較的狭めの人毛100%のヘアピースです。

10㎝×15㎝ほどの範囲のヘアピース。

正直に言うと、最初に手に取ったとき、これを今の地毛と自然につなげるのは、なかなかチャレンジングだな…と感じました。幅が狭いということは、カバーできる範囲が限られるということ。

ですが、私は難しいと思う施術ほどやりがいを感じ熱が入ります!!どんなウィッグでも似合わせは可能だと思っています!トップが短い状態でどうバランスをとるか、頭の形や生え際の状態を見ながら、装着位置・カットを細かく調整していきました。

何度か角度を変えて試しながら、最終的には地毛とヘアピースが自然につながって見えるように!

「わーすごい!理想のショートヘア!!」と喜んで鏡を見られたときの表情は、今でも忘れられません。

ヘアスタイルを通じて、お客様の嬉しそうな姿を見ることは美容師冥利に尽きますね。

(風や自身で頭を振ったりで、ヘアピースがずれて内側の地毛の短い毛が見えてしまう心配はあるので、幅が20㎝ほどあるヘアピースを付ける方が本当は理想的です。髪色もウィッグの方が少し明るいので地毛のカラーも要検討です。)

フルウィッグとヘアピース、それぞれに良さがあります

フルウィッグのメリットは、頭全体をカバーできる安心感と、スタイルの完成度の高さです。地毛がほとんどない段階では、フルウィッグが間違いなく良いです。

一方でヘアピースのメリットは、何といっても軽さと通気性。これからの季節、気温が上がるにつれてフルウィッグの蒸れや締め付け、暑さが気になってくる方は多くいらっしゃいます。ヘアピースは装着面積が小さい分、頭皮への負担や熱のこもりが少なく、夏場でも比較的快適に過ごせます。

また、地毛が十分に伸びてきた部分はそのまま活かせるため、「自分の髪で過ごす感覚」に少しずつ近づいていけるという心理的なメリットもあります。

地毛デビューへの道は、焦らなくていい

お客様も「まだ地毛だけで外に出る勇気はない」とおっしゃっていました。その気持ち、とてもよくわかります。

治療後の髪の状態は人によってさまざまで、同じペースで進む方はいません。焦って全部地毛にする必要もないし、長くウィッグを使い続けることも、もちろん間違いではありません。

今の自分が、どう過ごしたいか、どうなりたいか、が大切です。

地毛とヘアピースを上手に組み合わせながら、少しずつ自信をつけていく——そんなスタイルのサポートも、ルオムでは大切にしています。

オーナー吉澤は、医療美容師の資格を持っています。

抗がん剤治療後の育毛ケア、ウィッグやヘアピースの似合わせ、地毛デビューに向けたカットなど、専門的な知識と経験をもとにサポートいたします。

「どの段階から相談していいかわからない」という方も、ぜひ一度ご相談ください。一緒に、あなたに合ったペースで進んでいきましょう。

【ご予約・お問い合わせ】 ウィッグ施術、ウィッグのご相談をご希望の方は、公式LINEよりお気軽にご連絡ください。

(ウィッグメニューに関してはWEB予約不可となっています)

まずはLINEでご相談ください。

(ご予約前の質問もお気軽にご連絡くださいね)

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