ヘアオイル、本当に髪に良い? 隠された真実と健康な髪への道

つくば市みどりの東のプライベートヘアサロン、LUOMU(ルオム)のヨシケンこと吉澤です。

最近、ほぼすべてのお客様に、洗い流さないトリートメントはミストタイプを使用しています。そして仕上げにはヘアオイルを使用する機会が減ってきています。

髪本来のみずみずしさがあれば、オイルを付けなくても自然にツヤやまとまりがでる状態になります。LUOMUでの施術後、仕上げ時にお客様から「何もつけないで良いです」とおっしゃる方が増えてきたように思います。こちらは当店のケア剤やトリートメント、炭酸泉効果により、何もつけなくてもツヤが出ている状態を作れているということを、感じていただけているのもあるかと思います!

こちらの方々は仕上げに特に何もつけておりませんが、ツヤツヤです✨

毎日ヘアケアを頑張っている皆さん、ツヤツヤの髪を目指して、ヘアオイルを使っている方も多いのではないでしょうか? 「ヘアオイルは髪に良いもの」というイメージが強いですが、実は使い方を間違えると、かえって大切な髪に負担をかけてしまうことがあるんです。今回は、その「隠された真実」について、じっくりお話ししたいと思います。

なぜヘアオイルが髪に良くないと言われるの? その正体は「油」

「ヘアオイル」という名前の通り、その主成分は紛れもなく「油」です。適切な量を必要な部分に使う分には、髪に潤いを与えたり、手触りを良くしたりする効果が期待できます。しかし、つけすぎたり、毎日ベタつくほど使っていると、この油が髪にどんどん蓄積されてしまうんです。

皆さんは、お料理で使った揚げ物の油を、時間が経ってから見たことがありますか? 最初は透明でサラサラだった油が、何度も使ったり放置したりすると、だんだん色が濃くなり、嫌な臭いがしたり、ベタつきが強くなったりしますよね。これは油が空気に触れて「酸化」するからです。

実は、髪に蓄積されたヘアオイルも、全く同じように酸化してしまうんです。髪の表面や内部に付着した酸化した油は、髪の毛のタンパク質にダメージを与え、パサつき、ゴワつき、硬さ、そして最終的には切れ毛や枝毛といった深刻なダメージの原因になることがあります。

一時的な手触りの良さにご注意! 隠れダメージの悪循環

「ヘアオイルをつけると、髪がツルツルになるから手放せない!」というお声をよく耳にします。確かに、つけた瞬間は髪の手触りが格段に良くなり、まとまりやすくなりますよね。これは、オイルが髪の表面を一時的にコーティングすることで、指通りが良くなったように感じさせるためです。

しかし、これはあくまで表面的な効果であり、髪の内部のダメージが根本的に改善されているわけではありません。例えるなら、傷口に絆創膏を貼って一時的に痛みを和らげているようなものです。傷口自体が治ったわけではないのに、治ったと錯覚してしまうと、適切な処置が遅れてしまう可能性がありますよね。

ヘアオイルの場合も同じで、手触りが良いと感じるからこそ、ついつい毎日、そして多めに使ってしまいがちです。これがまさに「悪循環」の始まりです。

  1. オイルでダメージを隠す:つけた瞬間は手触りが良くなり、髪が健康的になったように感じる。
  2. 安心から使用量が増える:手触りが良いので、さらに効果を求めて量が増える、あるいは使用頻度が上がる。
  3. 油が蓄積・酸化する:過剰なオイルが髪に残り、シャンプーでも落ちきれずに蓄積し、酸化が進む。
  4. 隠れたところでダメージが進行:酸化した油が髪のタンパク質を破壊し、内部からダメージが進行する。
  5. 手触りが悪化し、さらにオイルに頼る:隠れたダメージが表面化し、髪がパサつき、ゴワつき、またオイルに頼るようになる。

この繰り返しで、あなたの髪は知らず知らずのうちに、さらなるダメージの道を辿ってしまう可能性があるのです。

LUOMUが考える、健康な髪のためのヘアケア

では、ヘアオイルは一切使わない方が良いのでしょうか? 答えはNOです。大切なのは、ご自身の髪質や状態を理解し、「適切な量を適切なタイミングで使うこと」。そして、ヘアオイルに頼りすぎず、髪の根本的な健康を育むことです。

LUOMUでは、お客様一人ひとりの髪の状態を丁寧に診断し、本当に必要なケアをご提案させていただいています。

  • 髪質に合ったシャンプー・トリートメント選び: 汚れをしっかり落とし、必要な潤いを与えることが、健康な髪の基本です。
  • 保湿ケアの徹底: 髪内部の水分バランスを整えることで、パサつきを防ぎます。
  • 定期的なサロンケア: プロによるトリートメントで、髪の深部まで栄養を届け、ダメージを補修します。
  • 正しいドライヤーの使い方: 熱ダメージから髪を守りながら、キューティクルを整えます。
  • 本当に必要なヘアオイルの使い方: もしオイルを使う場合は、目的(熱からの保護、スタイリングなど)と量、そして種類をアドバイスさせていただきます。

もし、「最近髪の調子が良くないな」「ヘアオイルを使っているのに、なんだか髪がベタつく、ごわつく」と感じている方がいらっしゃいましたら、それは髪からのSOSかもしれません。ぜひ一度、私にご相談ください。髪の状態をしっかり見させていただき、お客様の髪が本当に美しく、健やかであるための最適なヘアケア方法を一緒に考えていきましょう。

LUOMUは、お客様の髪が内側から輝くような、真の美しさを引き出すお手伝いをさせていただきます。ご来店を心よりお待ちしております。

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