いつもパーソナルヘアサロンLUOMUをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。オーナーのヨシケンです。
LUOMUでは「生涯美髪を共に叶える」ことをコンセプトに、お客様一人ひとりの髪と心に深く寄り添うことを大切にしています。サロンでの施術はもちろん重要ですが、実は「ご自宅での毎日のケア」こそが、生涯にわたる美髪を育むための最も大切な土台となります。
その中でも、毎日の習慣である「シャンプー」は、髪と頭皮の健康を左右する非常に重要なステップです。今回は、知っているようで意外と知らない「正しいシャンプーのやり方」について、詳しくお伝えしたいと思います。
なぜ「正しいシャンプー」が大切なの?
シャンプーの目的は、髪の汚れを落とすことだけではありません。頭皮の余分な皮脂や毛穴の詰まりを取り除き、健やかな髪が育つ土台を整えることが、何よりも大切なのです。
誤ったシャンプー方法は、頭皮の乾燥やかゆみ、フケ、抜け毛、そして髪のパサつきやダメージの原因となることがあります。せっかく良いシャンプーやトリートメントを使っていても、洗い方が間違っていては効果も半減してしまいます。
そこで今回は、私が日頃からお客様にお伝えしている、美髪に繋がるシャンプーのコツをステップごとにご紹介します。
【実践!】美髪を育むシャンプーの7ステップ
STEP 1:シャンプー前の「予洗い」が美髪の鍵
シャンプーを始める前に、たった1つの簡単な準備をするだけで、洗い上がりが格段に変わります。
- 「予洗い」で汚れの7〜8割を落とす シャワーで髪と頭皮を十分に濡らす「予洗い」は、シャンプーの泡立ちを良くし、汚れを効率的に落とすために非常に重要です。
- 38℃くらいのぬるま湯で、1〜2分かけて頭皮全体をしっかりと濡らしましょう。
- 指の腹で頭皮を軽くマッサージするように、お湯を頭皮全体に行き渡らせるイメージです。
- この予洗いだけで、実は汚れの7〜8割が落ちると言われています。シャンプーを使わなくても、まるで湯シャンで終わらせるくらい、しっかりと汚れを流す意識で行いましょう。
- スタイリング剤を多めにつけている場合は、一回のシャンプーでは泡立ちづらいので、さっと泡立てて一度流しましょう。
STEP 2:シャンプーは「泡立ち」が特に大事!
シャンプーを直接頭皮につけるのはNGです!刺激が強すぎたり、泡立ちが悪くなったりする原因になります。シャンプーは「泡立ち」が特に大事です。 きめ細かく豊かな泡は、頭皮と髪への摩擦を減らし、汚れを優しく包み込んでくれます。
- 「シャンプー・水・空気」の黄金比で泡立てる シャンプーは適量(ミディアムヘアで1プッシュ程度)を手のひらに取り、少量のぬるま湯を加えながら、空気を含ませるようにしてしっかりと泡立てましょう。
- ここで大切なのが「シャンプー・水・空気」の黄金比です。シャンプーの量に対して、加える水の量と、空気を含ませる泡立て方が重要になります。少しずつ水を加えながら、まるでホイップクリームのように、きめ細かく、弾力のある「もこもこの泡」を作るのが理想です。
- 泡立てが苦手な方は、美容師界隈で話題となった「ほいっぷるん」がおすすめです! フワフワの泡が髪と頭皮への摩擦を減らし、優しく洗い上げてくれます。泡がしっかり立つことで、頭皮の隅々まで洗浄成分が行き渡り、汚れを包み込んでくれます。
- 泡を頭皮と髪全体に広げる 作った泡を、頭皮の数カ所(おでこの生え際、耳の後ろ、襟足、頭頂部など)に分けて乗せ、そこから全体に広げていきましょう。
ほいっぷるんとは??
百円ショップ、ダイソーの洗顔コーナーに置いてあります!シャンプーの泡立てとしても、かなり優秀です!!


STEP 3:泡をつけたまま頭皮を「優しく」洗う
泡が全体に行き渡ったら、いよいよ洗っていきます。
- 頭皮をマッサージするように 指の腹(爪を立てない!)を使って、頭皮全体を優しくマッサージするように洗いましょう。
- 頭皮を押すのではなく、動かすイメージで、くるくると円を描いたり、ジグザグに動かしたり。
- 特に、皮脂腺が多く汚れが溜まりやすい「Tゾーン」(おでこの生え際から頭頂部)、洗い残しが多い「耳の後ろ」や「襟足」は意識して丁寧に洗いましょう。
- 髪の毛自体は、泡が通るだけで十分汚れが落ちるので、ゴシゴシ擦る必要はありません。
STEP 4:泡を流さずに身体を洗う
頭皮と髪を洗ったら、すぐに泡を流さず、そのままの状態で身体を洗い始めましょう。
- 泡パック効果 最近のシャンプーは髪の栄養や補修成分が含まれているので、シャンプーの泡を残すことで、泡の成分が頭皮や髪に浸透し、汚れをさらに浮かせたり、トリートメント効果を高めたりする「泡パック」のような効果が期待できます。この間に身体を洗うことで、時間も有効活用できます。
STEP 5:泡がなくなるまで「徹底的にすすぐ」
シャンプーと同じくらい、いやそれ以上に大切なのが「すすぎ」です。すすぎ残しは、頭皮トラブルの大きな原因となります。
- 頭皮から毛先まで丁寧に シャワーヘッドを頭皮に近づけ、指の腹で頭皮を軽くこすりながら、泡がなくなるまでしっかりとすすぎましょう。
- 特に、耳の後ろ、襟足、生え際は泡が残りやすいので、しつこいくらいに念入りにチェックしてください。
- 「もう泡がないかな?」と思っても、そこからさらに2分ほどすすぎ続けるのが理想です。髪がきゅっとするくらいまで、洗い流しましょう。
STEP 6:優しく「タオルドライ」
お風呂上がりのケアも、美髪には欠かせません。
- 優しく「タオルドライ」 お風呂から上がったら、すぐにドライヤーではなく、まずはタオルで優しく水分を吸い取りましょう。
- 髪をゴシゴシ擦るのではなく、タオルで髪を挟み込むようにして、ポンポンと叩くように水分を吸い取ります。
- 根元の水分をしっかり取ることで、ドライヤーの時間を短縮できます。
STEP 7:「ドライヤー」で根元からしっかり乾かす
髪は濡れている状態が最もデリケートです。自然乾燥は頭皮の雑菌繁殖や髪のダメージに繋がるため、必ずドライヤーで乾かしましょう。
- 根元からしっかり乾かす
- まずは根元から乾かし、頭皮をしっかりドライします。
- 温風と冷風を上手に使い分け、熱を与えすぎないように注意しましょう。
- 完全に乾かすことで、キューティクルが閉じ、ツヤが出て、寝癖もつきにくくなります。
まとめ:毎日のシャンプーで「生涯美髪」を育む
いかがでしたでしょうか? 毎日のシャンプーは、ついルーティンになりがちですが、少し意識を変えるだけで、髪と頭皮の健康は大きく変わります。
LUOMUでは、お客様一人ひとりの髪質や頭皮の状態に合わせたシャンプーやトリートメントの選び方、そしてより詳しい洗い方のアドバイスも行っております。完全個室のプライベート空間で、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談くださいね。
毎日の正しいシャンプーで、あなたも「生涯美髪」への第一歩を踏み出しませんか? 皆様の美髪ライフを、LUOMUが全力でサポートさせていただきます。