「医療美容室」ってどんなところ?不測の事態に医療行為ができない美容師ができること[抗がん剤治療/脱毛症/抜毛症/AGA]

吉澤(ヨシケン)

こんにちは!つくば市みどりの東のプライベートサロンLUOMU(ルオム)医療美容師の吉澤です。

ルオムでは、白髪や薄毛、年齢とともに変わる髪など、大人の女性の髪のお悩みに向き合っています。医療美容室として、脱毛症状やウィッグに関するご相談もお受けしています。

突然ですが「医療美容室」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか?病院の中にある美容室?医療行為ができる?美容整形のこと?

全部違います。ややこしいのですが、医療行為は全くできないんですよ。整形をする美容医療とも違います。本当にややこしいので、もっといい言葉ないのかなって密かに思っているんですけど思いつきません(^^;)

このブログでは「医療美容コラム」として、治療や脱毛症、薄毛と向き合う方にも、同じ美容師のみなさんにも役立つお話を、少しずつ書いていきます。第1回のテーマは「医療美容室とは」です。

目次

医療美容室とは

医療美容室は、医療が関わる髪の悩みに、医療の基礎知識や治療に伴う外見の変化の対策を学んだ美容師が寄り添う美容室です。

たとえば、抗がん剤治療による脱毛、円形脱毛症などの脱毛症、年齢やホルモンバランスによる薄毛。病気のしくみや治療の流れ、医療用ウィッグのことを学んだうえで、美容師としてできること、を考えます。私自身も医療美容師の資格をとり、今も定期的な講習などで学び続けています。(資格が必ず必要なわけではありません)

ここで大切なのは、医療美容室は病院ではない、ということ。診断や治療はお医者さんの領域です。

どんなことができるの?

抗がん剤治療が決まった方には、髪が抜ける前のウィッグ選びをおすすめしています。治療が始まってからより、気持ちが落ち着いているうちのほうが冷静に選べるからです。長い髪を、抜ける前にショート~ボブくらいまで整えておくのも大切な準備です。抜ける髪が長く多いほどショックは大きいものです。

治療中は、頭のサイズの変化に合わせたウィッグの調整やカット、お手入れのアドバイスを。治療が終わって髪が生えてきたら、その時々の長さに合わせて、似合う形を一緒に考えます。

治療中の方だけではありません。少しずつ薄くなってきた髪に悩む方にとっても、頼れる場所でありたいと思っています。長く薄毛と付き合ってきた方は、今の毛量に目が慣れているので、ボリュームたっぷりのウィッグはかえって不自然に見えることも。毛量少なめのものや髪質、部分ウィッグなど、今の自分に自然か、を基準に選び、カットでも地毛と合わせてウィッグも調整していきます。

女性にとって、髪を失う事はどれほど辛いものでしょうか。髪が抜けるのは死んでも嫌だと、治療を避ける方もいらっしゃるくらい。そんな大事な髪を失うことになっても、以前のように近づけられることで、外見のケアだけでなく、心のケアができるといっても過言ではありません。

大切にしていること

「いつもの美容室には、この姿で行きたくない」

そう感じて、美容室から足が遠のく方が多いです。でも、そんな不測の事態こそ頼ってほしい、LUOMUは完全予約制で一組につき貸切、施術はすべて私ひとりが担当します。まわりを気にせず、ゆっくりお話しいただけます。

お話を丁寧に聴くこと。無理におすすめしないこと。プライバシーを守ること。小さなことですが、安心して通っていただくための約束です。

睡眠や食事など、良いとされる健康習慣も一緒に整えていく。病気にならないための予防美容も学び続け、お伝えしてまいります。

不測の事態も治療を終えても、長く通っていただけるように誠実さを、これからも大切にしたいと思います。

美容師のみなさんへ

このコラムは、同じ美容師の皆さんにも読んでいただけたら嬉しいです。

今は2人に1人ががんになる、と言われる時代。長く通ってくださるお客様や自分の家族が、ある日突然、外見に変化が生じる病気や治療を告げられることは、決して他人事ではありません。

そんなとき、病気のこと、治療の流れ、その対策を知っているだけで、その方の力になれることは間違いありません。

一般の方は、美容師はウィッグに関しても知識を持っていると思っています。でも実際は、ウィッグを触れたこともないような美容師がほとんどなのが現状です。

「この姿を見られたくない」「ここでは対応してくれない」と離れてしまいそうなお客様に、「いつでも来てくださいね」と言える美容師が、ひとりでも増えたらと願っています。

美容室経営者の方へ

外見の変化が生じたお客様は、個室も仕切りもないような美容室には通うことをためらってしまうでしょう。脱毛症状の対策を学んでも、美容室がデリケートな方を受け入れやすい空間になっていることも大切です。

私は大型店に勤めていた頃、個室はなかったのですが、そのようなお客様には、端の方でパーテーションを広げ、他のスタッフやお客様に姿が見えないよう工夫して施術をしていました。ただ、お客様にとっては、安心して過ごしづらかったかもしれません。

そこで、デリケートな症状にも対応しやすい、完全個室のプライベートサロンLUOMUを開業し、今に至ります。

マンツーマン施術かつプライベート空間が相性がいいことは間違いありません。大型の美容室でも完全な個室を用意できるのであれば、それでも良いと思っています。

まだまだ、脱毛症状やウィッグに対応できる美容室は少なく、そのような方を対象にした美容室経営をしていくことは社会にとっても非常に喜ばしいことだと思います。広告費をかけずでも、ホームページ上に情報を載せていくだけでも。行き場を失った方々が見つけてくれ、お越しいただきやすくなります。

といっても、売上、利益に繋がりづらく、美容室側が消耗していくのは、経営として成り立たなくなっていきます、働く美容師もやりがいを感じ、お客様も幸せにできることを大切に、ビジネスとしての再現性も高めていけるよう、私も引き続き学んでまいります。

美容師として、人として、困っている方の力になりたいと思いませんか?

医療美容コラムでは、これからも脱毛症状やウィッグのこと、治療中・治療後の頭皮ケアやヘアケアなど、役立つお話をお届けしていきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

personal hair salon LUOMU 吉澤

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